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明孝之:特任研究員(核物理研究センター核物理理論研究部門所属)
若手研究者(特任研究員)の核理論新人論文賞(核理論懇談会)を受賞

タイトル: Three-body Coulomb breaup of 11Li in the complex scaling method
著者名 : Takayuki Myo, Shigeyoshi Aoyama, Kiyoshi Kato and Kiyomi Ikeda
発行雑誌: Physics Letters B 576 (2003) 281-288.

 不安定原子核では殆んどの状態が共鳴・連続状態である。その為、不安定原子核で起こる現象の理解には、共鳴・連続状態が断面積等の物理量に与える寄与を正当に評価する事が重要である。
 本論文は、不安定原子核の典型である11Liの9Li+n+nへの3体クーロン分解反応を解析している。11Liは、基底状態に二中性子ハロー構造を持っており、外殻二中性子が非常に弱く束縛している。その構造に基づいてソフト・ダイポール共鳴が予言されているが、構造の複雑さ、及び理論的な困難から、見解が一致していない。これに対して、本研究では、多体系の共鳴状態を正しい境界条件で記述する複素座標スケーリング法(Complex Scaling Method、以下CSM)を用いた。CSMは通常、共鳴状態のエネルギーと崩壊幅を求める方法として使用される。我々はこの目的を超えて、CSMが、共鳴・連続状態が担う遷移量の分析にも有用であることを示した。結果は、興味深い11Liのソフト・ダイポール共鳴の問題については、少なくとも強度関数に構造を作る崩壊幅の狭い状態は無い、という結論を得た。その上で観測されるクーロン分解反応の強度関数を、種々の実験データと比較・検討した。更に、強度関数の構造における、10Li(共鳴)+nの準二体と9Li+n+nの三体の各連続状態の振舞い、及び閾値効果の影響を調べた。以上から、本研究はCSMの適用範囲を独自に拡張し、その応用から、中性子ハロー核の散乱状態の性質と反応機構を解明する一つの解析方法を提案した。

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