1. 物理学や理論科学においては、幅広いスケールや幅広い対象を、
    分野の垣根を越えて眺めた時の共通性から、科学の新しい芽が出ることがあります。
    大阪大学特別栄誉教授の南部陽一郎さんの、ノーベル賞受賞の対象となった研究は、
    自発的対称性の破れについてのものでした。
    これは、物性物理学の超伝導現象を、素粒子物理学に基礎的に応用したものです。
    このような新しい科学の芽を生むべく、南部陽一郎さんのお名前を冠した
    「南部コロキウム」はスタートしました。
    分野を超えたディスカッションと、最先端の科学の話題を、ぜひ楽しんで下さい。

    南部コロキウムは、R4年度から理論連携研究プロジェクト(大阪大学大学院理学研究科・フォアフロント研究センター)によって運営されています。

    R3年度までは、理論科学研究拠点(大阪大学大学院理学研究科・基礎理学プロジェクト研究センター)が運営していました。

  2. 物理学とはあらゆる自然現象の根本法則に関する学問です。
    これを知ればどんな現象でも原理的に理解できるはずです。
    物理学を学ぶということは人間の常識をふやし、
    生活を豊かにするものだと思ってください。

    南部 陽一郎     Yoichiro Nambu

    理論物理学者。
    2008年ノーベル物理学賞受賞(素粒子原子核物理における自発的対称性の破れの発見)。
    大阪大学特別栄誉教授。 福井県福井市出身、理学博士。
    ベンジャミン・フランクリン・メダル、ウルフ賞、J・J・サクライ賞、
    ディラック賞、マックス・プランク・メダル、文化勲章など多数受賞。

    写真:福井新聞社提供

  3. 第34回

    2022年616日[木]

    場所:オンラインZoom
    →参加登録サイト
    時間:16:20~18:20(質疑応答時間含む)

    講師

    古澤 力 先生

    理化学研究所 生命機能科学研究センター チームリーダー/
    東京大学 大学院理学系研究科 生物普遍性研究機構 教授

    講演

    進化のルールを探る
    ~進化実験によるアプローチ~

    学生へのひとこと

    「生きている状態とは何か?」という問いは、科学において最も興味深い問いの一つでしょう。微生物の進化を実験室で見て操作することによって、その問いに近づくことを目指しています。

    第35回

    2022年77日[木]

    場所:オンラインZoom
    →参加登録サイト
    時間:16:20~18:20(質疑応答時間含む)

    講師

    白石 直人 先生

    東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻相関基礎科学系 准教授

    講演

    マクロな熱平衡化現象は、
    ミクロな量子力学から説明できるか

    学生へのひとこと

    自分の専門を究めると同時に、専門外のことにも視野を幅広く持っておくといいと思います。特に大学は物事を学ぶのには絶好の空間ですので、幅広く読書をしたり話を聞いたりして是非学びの場を有意義に活用してください。

  4. 第33回

    開催日:2022年5月12日(木)

    講 師:高柳 匡 先生
    [京都大学基礎物理学研究所 素粒子論グループ 教授]

    講 演:『量子情報から創発する理論物理学』

    第32回

    開催日:2022年1月13日(木)

    講 師:倉谷 滋 先生
    [国立研究開発法人 理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)
     形態進化研究チーム・チームリーダー/
     国立研究開発法人 理化学研究所 開拓研究本部(CPR)
     倉谷形態進化研究室・主任研究員]

    講 演:『進化と発生と自然観 PART2』

    大阪大学周年記念事業 特別南部コロキウム
    大阪大学のノーベル賞

     

    開催日:2021年10月23日(土)

    動画で見る

    講 師:細谷 裕 先生
    [大阪大学 名誉教授]

    講 演:『湯川秀樹博士と大阪大学
     ノーベル賞はかくして生まれた』

    講 師:兼村 晋哉 先生
    [大阪大学総合学術博物館 湯川記念室委員長
     大阪大学 大学院理学研究科 物理学専攻 教授]

    講 演:『素粒子物理の最先端
     〜湯川・南部と標準理論を超える新物理〜』

    第31回

    開催日:2021年12月2日(木)

    講 師:橘 省吾 先生
    [東京大学大学院理学系研究科 宇宙惑星科学機構/
     JAXA宇宙科学研究所]

    講 演:『太陽系の起源と進化を物質科学で考える』

    第30回

    開催日:2021年7月8日(木)

    講 師:倉谷 滋 先生
    [国立研究開発法人 理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)
     形態進化研究チーム・チームリーダー/
     国立研究開発法人 理化学研究所 開拓研究本部(CPR)
     倉谷形態進化研究室・主任研究員]

    講 演:『進化と発生と自然観』

    第29回

    開催日:2021年6月24日(木)

    講 師:羽澄 昌史 先生
    [大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(KEK)/
     素粒子原子核研究所 教授]

    講 演:『ビッグバン以前の宇宙を探る』

    第28回

    開催日:2020年11月5日(木)

    講 師:木村 真明 先生
    [北海道大学大学院 理学研究院 教授]

    講 演:『原子核のかたち』

    第27回

    開催日:2020年10月8日(木)

    講 師:本間 希樹 先生
    [国立天文台 水沢VLBI観測所 所長・教授]

    講 演:『電波望遠鏡が捉えた巨大ブラックホールの姿』

    第26回

    開催日:2019年11月14日(木)

    講 師:臼田 孝 先生
    [産業技術総合研究所 計量標準総合センター長]

    講 演:『科学が進めば単位が変わる:究極の基準を求めて』

    第25回

    開催日:2019年10月24日(木)

    講 師:藤井 啓祐 先生
    [大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授]

    講 演:『量子コンピュータ:宇宙最強のコンピュータへの挑戦』

    第24回

    開催日:2018年2月1日(木)

    講 師:土岐 博 先生
    [大阪大学核物理研究センター 特任教授]

    講 演:『電磁ノイズが教える電気回路の対称性』

    第23回

    開催日:2017年10月12日(木)

    講 師:寺田 健太郎 先生
    [大阪大学大学院 理学研究科 教授]

    講 演:『月に吹く地球からの風 〜月と地球と太陽が一直線にならぶとき〜』

    第22回

    開催日:2017年6月29日(木)

    講 師:佐々 真一 先生
    [京都大学大学院 理学研究科 教授]

    講 演:『多様なエントロピーの広がりと繋がり』

    第21回

    開催日:2017年5月11日(木)

    講 師:近藤 滋 先生
    [大阪大学大学院 生命機能研究科 教授]

    講 演:『動物の形と模様』

    第20回

    開催日:2017年2月2日(木)

    講 師:梶田 隆章 先生
    [東京大学宇宙線研究所長 教授]

    講 演:『ニュートリノ振動の発見』

    第19回

    開催日:2017年1月12日(木)

    講 師:Edwin L.Turner 先生
    [Professor, Department of Astrophysical Sciences,
     Princeton University(プリンストン大学宇宙物理科学科 教授)]

    講 演:『Implausible Life:
     An Unappealing But Credible Scenario for Life's Origin
     ありそうもない生命:
     魅力的ではないが信頼できる生命の起源に関するシナリオ

    第18回

    開催日:2016年10月13日(木)

    講 師:齊藤 英治 先生
    [東北大学 金属材料研究所 教授
     東北大学 原子分子材料科学高等研究機構 (WPI) 教授]

    講 演:『スピン流とスピントロニクスの物理』

    第17回

    開催日:2016年7月14日(木)

    講 師:多賀 厳太郎 先生
    [東京大学大学院教育学研究科 教授]

    講 演:『ヒト脳の形態と機能の発達』

    第16回

    開催日:2016年5月26日(木)

    講 師:西森 秀稔 先生
    [東京工業大学理学院 教授]

    講 演:『量子アニーリングの光と影』

    第15回

    開催日:2015年7月9日(木)

    講 師:小林 亮 先生
    [広島大学 教授]

    講 演:『生物と数学とロボットと ― 理学の眼と工学の眼 ―』

    第14回

    開催日:2015年6月4日(木)

    講 師:坂東 昌子 先生
    [元日本物理学会会長、愛知大学名誉教授]

    講 演:『物理が生物分野に挑戦する』

    第13回

    開催日:2015年4月30日(木)

    講 師:柴田 大 先生
    [京都大学基礎物理学研究所 教授]

    講 演:『連星中性子星の合体 ― 重力波と重元素合成 ―』

    第12回

    開催日:2015年1月8日(木)

    講 師:金子 邦彦 先生
    [東京大学複雑系生命システム研究センター長]

    講 演:『普遍生物学:物理学者が挑む「生きていることの状態論」』

    第11回

    開催日:2014年12月4日(木)

    講 師:中島 啓 先生
    [京都大学数理解析研究所 教授]

    講 演:『物理学と幾何学的表現論』

    第10回

    開催日:2014年10月30日(木)

    講 師:中家 剛 先生
    [京都大学大学院理学研究科 教授]

    講 演:『素粒子「ニュートリノ」で見る世界』

    第9回

    開催日:2014年7月24日(木)

    講 師:杉山 直 先生
    [名古屋大学 理学研究科 教授]

    講 演:『宇宙交響楽 ~宇宙マイクロ波背景放射で拓く精密宇宙論~』

    第8回

    開催日:2014年6月26日(木)

    講 師:肥山 詠美子 先生
    [理化学研究所 准主任研究員]

    講 演:『少数多体系物理が切り拓く世界』

    第7回

    開催日:2014年5月22日(木)

    講 師:村山 斉 先生
    [東京大学 Kavli数物連携宇宙研究機構長]

    講 演:『磁石からヒッグス粒子まで』

    第6回

    開催日:2014年4月24日(木)

    講 師:小林 研介 先生
    [大阪大学 理学研究科 教授]

    講 演:『ゆらぎは語る』

    第5回

    開催日:2014年2月20日(木)

    講 師:谷畑 勇夫 先生
    [大阪大学核物理研究センター特任教授]

    講 演:『私たちはどこから来たのだろう?〜星のかけらの私たち〜』

    第4回

    開催日:2014年1月23日(木)

    講 師:上田 正仁 先生
    [東京大学大学院理学系研究科教授]

    講 演:『冷却原子気体の最前線』

    第3回

    開催日:2013年12月12日(木)

    講 師:駒宮 幸男 教授
    [東京大学]

    講 演:『素粒子物理学の発展と国際リニアコライダーILC』

    第2回

    開催日:2013年10月24日(木)

    講 師:初田 哲男 主任研究員
    [理化学研究所]

    講 演:『中性子星は我々に何を語りかけているのか?
     〜宇宙・素粒子・原子核・物性のクロスオーバー』
    →講演スライド

    第1回

    開催日:2013年7月30日(火)

    講 師:イオナ-ラニシオ教授
    [ローマ大]

    講 演:『統計力学の進展と展望』

  5. 南部コロキウムは、広く学部学生にも、
    そして専門分野外でも分かる講演を目指しています。
    講演内容に関して、講演中そして講演後にも積極的に質問を受け付けます。
    あなたの質問は、全世界の科学者が問うていない質問かも知れません。

    写真:福井新聞社提供